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更新メモ・色々感想・あとがきなど

更新メモ・色々感想・あとがきなど

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#本

#本
やっと読み終わった
・西洋文学にみる異類婚姻譚
てなちゃんとオニオンも異類婚になるかな?と読んでみた本
メリュジーヌとかドラキュラとか西洋の異類婚の解説です
厚さの割にちょっと物足りなかった
パプアニューギニアの犬娘神話が聞いたことない展開で面白かった

100分で名著(古代研究回めちゃ面白かった!)で見て知ったばかりの折口信夫の貴種流離譚と関連づけてるところがあって、こういうことがあるから本っておもしろいよね〜と思った
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#本 #36 #創作メモ

#本 #36 #創作メモ
・読みました
「SAVE THE CATの法則で売れる小説を書く」

売れる必要はないんですが三幕構成を詳しく知りたくて
ハリウッド映画の脚本術のプロット構成を小説に応用した本です
元祖SAVE THE CATとどっちにするか迷ったけど、書くのは小説なのでこっちにした

分厚いから読み切れるか不安だったけど、中身は10ジャンルに分けた既存の小説のプロット解説が主で、ぎっちり字が詰まってる訳じゃなくて読みやすい

解説されてる小説も、『ゲームウォーズ(レディ・プレーヤー1の原作)』や『ミザリー』など知ってるものもあり理解しやすかった

他に、気になる主人公にするための設定や物語に興味を引くログライン(一行概要)とシノプシス(三つの文節で書く概要)の書き方も解説されてます

以下、これから書くつもりの36小説のあらすじをテンプレートに当てはめて書いてみました


📝ログライン(一文概要)
FF3の世界を救ったあと異世界での仲間と冒険を忘れられないオニオンが、世界を越えてティナと再会し心を通わせるが、魔力が枯渇する前に元の世界に戻るか、愛を選ぶか決断を迫られる。

📝シノプシス (三つの文節で表す概要)
・テンプレ
①お膳立て+ヒーロー紹介、触媒
②二幕に突入、またはお楽しみか両方
③語られるテーマ+仄めかし中間点または仄めかし完全なる喪失で、結末はお預け

暗闇の雲を倒して数年、光を取り戻した世界を見守りながら当てのない旅をする青年、オニオンナイト。成長してもその心は異世界での冒険と仲間たちを忘れられずにいた。ある日彼に宛先も差出人もない手紙が届く。ティナからだと直感した彼は配達人のモーグリに頼み、未知の世界へと飛び込む。

再会したティナは魔法を失い、子供たちに囲まれ幸せに暮らしていた。青年は異世界での彼女との違いに驚きながらも惹かれていく。フィガロへの旅の中でティナもまた、ゆっくりと青年への想いを自覚する。

ティナを自分の世界へ連れ帰りたい青年だが、彼女はモブリズを離れることを迷う。他の世界の仲間と交流しながらティナの答えを待つ間にも、魔法のない世界との行き来は彼の体に負担をかけ続ける。心が欲する相手か故郷の守りたい世界、選択の時は刻々と迫っていた。


おお……なんかそれっぽい!
なお本編はまだ書けてないので変わるかも!
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#本

#本
最近読んだ本
「最初の悪い男」ミランダ・ジュライ
海外文学のおすすめサイトで見たやつ
クセつよ妄想癖のある43歳の女主人公の部屋にある日、美人でナイスバディで足が臭い暴力娘クリーが転がり込んできて…最悪だった彼女との関係が変化して変化して変化して変化してまた変化する話。
最後どう着地するのか気になってしょうがなくてページめくりまくりました。でもあんまり好きな話ではない
性描写がわりと生々しい

あと前から読んでみたかった遠野物語を少しずつ読んでる
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No.670


読みました。#本
・老人と海
去年のNHK100分で名著で紹介されてて読んでみたかった本。文が小気味よくていいなあって。ヘミングウェイ、今まで読んだことがありませんでした。

「最初から最後まで驚くほど面白い。これがノーベル文学賞受賞作か!」と本の帯にあるとおりでした。
老人がひとり小舟で奮闘し巨大カジキをしとめるも、サメに何度も食われカジキは見るも無残な姿になってしまいます。自身も怪我でボロボロになって帰り、眠る老人の血だらけの手を見て、彼を慕う少年は思わず泣き出すのでした…という話。

老人を慕ってるマノーリン少年がすごいいい子なんだよね。一緒に漁をする老人を尊敬していて、彼が老いて不自由することは自分が何でもしてあげたいっていう…かわいいなぁ。
たまちゃんのWOLさんへの感情ってこういうのだと思う。

ケアルといいねありがとうございます😆
いやされました
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#本

#本
・中島梓「小説道場1」
前から気になっていて、電子で見つけたので読みました。

中島梓は「グイン・サーガ」の栗本薫先生の別名義で、雑誌「JUNE」に投稿されたBL小説を先生本人が添削したコーナーをまとめたもの。

めっっちゃ面白い!
ラインマーカーを20箇所引いた。
小説の書き方の本いろいろ読んだけど、最初にこれを読めばよかった(は言いすぎかも)

私はJUNEとかBL小説が書きたいわけではないのでJUNE用語とかは飛ばしつつ話半分くらいで読んでたら、先生が弟子をケチョンケチョンにけなすけなす。それがおもしろくて投稿作品が読めないのがくやしい。先生が悲鳴上げてた相撲ジュネ、気になる……怖いもの見たさで。

美少年の玉袋描写は認めないとか「以後一つでも会話中に擬音を入れたらハリ倒す。」 とか笑ってまう。
基本厳しいなかにも小説を書く人への愛があって泣けてくる文もありました。

一番参考になった言葉は、
十のうち十、非凡なシーンを描こうと思うからいかん。十のうち、八までは、力をため、(ただし文章は無神経ではダメ)別に他の人に描けないような会話やシーンを描かずともよろしい。クライマックスの「二」にかけるのだ。クライマックスのシーンは決して人の書かぬものに。やたらストーリー全体を非凡にしようとするから力が分散して疲れてしまうのだ。そうそう毎回、他の人の決して書かぬストーリーが書けるものか。何か、「ココが書きたかった」「これがウリ」というシーンを一つつくりなさい。そこは少しエロくてもグロくてもよい。
というところと、

「自分の都合で安直に説明的なセリフを吐かせちゃいけません」
肝に銘じます……

それと一人称、三人称視点の説明が具体的でわかりやすかった。
あとがきのJUNEを必要とする少女たちについても面白かった。

まだ1巻だよこれで!?続きがたくさんあって嬉しい
ケアルありがとうございます❤️
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#本

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・読みました
「異類婚姻譚」本谷有希子
表題作面白かった。一気に読んでしまった。
日本昔ばなしの怖い回現代版って感じ
夫の顔が崩れて自分に似ていき、お互いの境目がなくなっていく夫婦の話。
夫のことを楽をしないと死んでしまう新種の生き物みたいだと妻は思ってますが、結局似たもの同士だったね
「だんだん夫婦で似てきたね」という言葉が怖くなる話でした


「藁の夫」は文字通り藁でできたモラハラDV疑惑夫と妻の話

新車にキズをつけてしまい謝りつづける妻を無視して「──がっくし。」を3回言うんですよこの夫。ウ、ウワー!もうウワーってなって嫌悪感で本閉じたくなった…でも読んでしまう。こういう人いるんだろうなぁ…

そして妻に小言を言うとき藁の隙間から溶けた小さな楽器をボロボロこぼします。
あまりにも小言がうるさくて妻が聴覚を視覚に変換してる表現なのかな? ということは実際はセリフよりもっとグチグチ言われてるのか…

夫が体からガシャンガシャンとシンバルを溢れさせてるところ、描写されてないけど暴力を振るわれてるっぽい
んでその藁の夫を燃やしちゃおうかな、と一瞬思うけどなぜか一緒にい続ける…地獄…という話
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#本

#本
・読みました
「静かに、ねぇ、静かに」本谷有希子
SNS依存、ネットショッピング依存などを題材にした短編三部作。

「本当の旅」が精神的グロかと思うくらい気持ち悪くて、好きじゃないけどそこが良かった。マレーシアに突発旅行するSNS依存の主人公たちが、若者でなく40近いおっさんおばさんなのが読んでておええ…となる。読んだ後もしばらく胸がどんよりした。

二番目のネットショッピング依存の妻と旦那が倹約家夫婦とキャンピングカーで一晩過ごす話も好きです。読後感はゾクゾクしてこっちのほうがまし。三作ともハッピーではない。

三番目の「でぶのハッピーバースデー」は旦那がだんだん病んでいって最後よく分からなかった。

次は異類婚姻譚読む
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#本

#本
「愛するということ」エーリッヒ・フロム

やっと読み終わった…かみ砕きながら数ページずつ…
去年の「100分で名著」で見て、原作ティナを書くのに参考になるだろうなと購入した本です。愛の種類とその技術の習練について書かれています。

原題は「愛の技術」ですが、愛するための技術、わかったようなわからんような…
後半の宗教の部分など私にはちょっと難しい内容もありましたが、勉強になりました。

📝メモ
・愛の要素は配慮、責任、尊重、知
・人は他人と融合したい、人の奥深くの「人間の秘密」を知りたいという欲求をもっている
・秘密を知る方法のひとつは他人を力で完全に抑え込むこと 極端な例がサディズム
・もうひとつが愛、相手のなかへ入り結合する、命あるものを知る行為
・成熟した愛は、他人と融合してもふたりであり続けること
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