#本
「春にして君を離れ」
アガサ・クリスティー読むの初めてだったんですがこれミステリーではなくてサスペンス?怖い…哀しい話でした
士業で安泰の夫と子供たちに愛される幸せな家庭を築いたと自覚する主婦が、旅行先の砂漠のレストハウスに缶詰になったことでそれが全て自分の思い込みであると気付きかける。
帰国後自身を省みるかと思いきや家帰ってきたらそんなの気のせいだわ!と元通りになってしまうところがとても人間……!弱い…周りの人間も「こいつには何言っても無駄だから彼女の小さな世界で生きさせてあげよう」って何も言ってあげないのが優しいつもりなんだろうけど残酷だよ…!
私自身物事をはっきりさせずに希望的な解釈をすることもあるし、身近に、自分に起こってもおかしくないのがめちゃおそろしいです
有名な「そして誰もいなくなった」とかミステリーも読んでみたいと思った